2019/05/20
前向きに過ごせた大学勤務、18年間の大学ペインクリニック科での勤務は生甲斐そのものでした。その証拠にその期間中、休暇を取ったことは一度もありませんでした。スタッフが休みを取ることが多くなる夏休みなど、よく看護師さんから「先生は夏休み取らないんですか?」と聞かれることがあり、「僕は大学で仕事をしていることが気分転換みたいなものなので、とても勿体なくて休めません」等と返事をして呆れられたものですが、でもこれは別に格好付けて言っている訳ではなく本当にそのような気持ちだったのです。(念のため・・・) そんな理想的な環境と時間も、定年という辛い?現実が立ちはだかり大学を去ることになります。これには一時的に結構めげましたが元来の打たれ強さ(何の事は無い、ずっと打たれっ放しだったので慣れっこだっただけ・・・)のお陰で何とか立ち直り、それまでも休日のみ診療していた現在の院で本格的に地域医療の末席に参加した次第です。 その様なことから自分のライフワークとして生きて来た大学ペインクリニック科の治療スタイルを基盤に、「緩和医療に貢献する」を院是に掲げ、その後の診療を続けてまいりました。それは長年参加して来たペインクリニック科での治療と、附属病院病棟緩和ケアチームのメンバーとして参加したがん性疼痛に対する治療を、地元でも行っていきたい・・という強い思いがあったからです。(やはり1542名の恩師の無念は忘れられません。)
2019/04/15
東洋療法ケアセンター 小川東洋鍼灸院 院長の齊藤です。 新たに開くホームページですので、開設者の出自を知って頂く意味からも私の今まで歩んできた履歴などから書いて行こうと思います。お付き合い頂ければ幸いです。 私が医療(医学)人として歩を進め始めたのは、今から三十数年前に遡ります。...